真空管ギターアンプ自作 ORANGE TINNY TERROR 


ギターアンプを作ってしまえ!

と思った。

今まで自分用や知人に頼まれたりでオペアンプやトランジスタの歪み系エフェクターを数十台作ってきた。
極端なモノを除き、歪み系エフェクターサウンドの合言葉は基本的に「チューブライク」
つまり「真空管のような」だ。
こりゃやっぱ真空管アンプの「中身」を知らなくては話にならないと感じたわけだ。

ペダルエフェクター製作にはそこそこ経験をつんだものの
真空管アンプにはそれにしか使わないパーツもあり、
なにより300ボルト以上の高電圧を扱う。
(エフェクターは9〜18V程度)
さらっとネットで真空管アンプを自作している人のサイトを流し読みしてても必ず書かれているのは
「高電圧感電」「ヤケドや火事に注意」「場合によっては生死にかかわる危険」・・・
粗忽な俺がうっかり手を出すと友人知人に見舞い費かヘタすると香典を出させるハメになるかもしれん。
こりゃしっかり下調べしてから取り組まんとなー。
と、俺にしては結構慎重にお勉強した。

で一号機完成。

真空管がプリアンプに12AX7が1本、パワーアンプにEL84が1本だけのいわゆるシングルアンプ。
坂本慎太郎ファンとしてはOrangeアンプの音が欲しかったので
Orange Tiny Terrorの回路を参考にして小型版を製作。
出力は5Wくらい。
Orange独特のザリッとした歪みが気持ちいい。

特に問題もなく・・・と言いたい所だが、一回だけ感電した。
この手のアンプは電源スイッチを切ってもでかいコンデンサの中に電気が溜まってる。
真空管の取替え試奏(チューブローリングというらしい)をしてるとき
電源スイッチを切ってなんとなく配線をうっとりと観賞。
ふと回路内に髪の毛が入ってるのに気づいてうっかり手を出したとき、

バシッ!!

高電圧は抜けかけてて大事には至らなかったが
ビックリして手を振り払った時に机で肘を強打。
しばらく涙は出るが声は出ない激痛に耐えるといったマヌケな絵だった。
「俺も真空管アンプ作ってみようかな」と思った人は自己責任でね。
ほんまヘタしたら指先が黒こげになってたかも。
なんせ、ほらこれ

346Vなんてのが出てます。
家庭用のコンセントの電圧が100Vなわけで。。。。コワイコワイ

まぁ、なんとか無事に完成したのに気を良くしたんで
コレを更に改良してパワーアップする。
パワーアンプ部をプッシュプルという回路にすると出力が3倍くらいになるのだ。
パワーアンプの真空管が2本になって、プッシュプル回路に信号を送る用の
真空管(位相反転回路)がさらにもう1本。
計4本の真空管が立つ。カッコヨス。

はらわた部

パワー管は7189Ax2に換装。出力15Wくらい
トランスがさっきの写真のより一回りデカくなってるのにお気づき?
真空管アンプの15Wはトランジスタアンプの40Wくらいのパワーだろうか。
ともかくパンチ力が違う。
トランジスタアンプが平手打ちだとすると
真空管アンプの音圧感は正拳突きって感じだろうかw


コンボにしちゃおか、持ち運びしやすいようヘッドにしちゃおか。

悩み中〜