■GRETSCH G6119SP ピックアップ交換■


現行のグレッチには主に「フィルタートロン」「ハイロートロン」の
どちらかのPUが搭載されている。
「フィルタートロン」はハムバッカータイプ。
「ハイロートロン」はシングルコイルタイプだ。
招き坊主はシングルコイル派だが、色合いで選んだ『テネシースペシャル』はフィルタートロン搭載モデルだった。
いつかハイロートロンに換装してやろうと目論んでたのだが・・・

グレッチファンには60年代のオリジナル性を重視し
現行モデルも「いかに60年代モデルに近づけるか」を改造ポイントとして
ヴィンテージPUやモダンヴィンテージともいわれるTV_JONESに換装する人が多い。
こうなると天邪鬼な俺は邪道と言われようともあえて「自分だけの音」を追求してみたくなったりする。
まぁビンテージのハイロートロンが高価で入手しづらいってのもあるんだけど。

んで白羽の矢がたったのがコイツ


GRETSCHのスチールギター用PU(シングルコイル)USA製

スチールギターってのはハワイアンミュージックなどでよく使われる
寝かしてスライドのみで弾くギターだね。

2年ほど前に入手してSGやらレスポールやらファイヤーバードやらに載せてみた。
アタックはシングルコイルっぽくクッキリハッキリ、
しかし中音域は粘っこくサスティーンの余韻までしっかり残る。
P-90をシャープにした感じのPUでかなりお気に入りだった。

外見的にもGOOD!
俺の好み的に言えばフルアコはあまりPUの存在を主張すべきではないのだ。
フィルタートロンは「オレココニイルゼ!」という存在感がありすぎ。
逆にハイロートロンはデザインがモダン、シックで控えめすぎる。
このスチールギター用PUは「フルアコだってエレキギターなんだぜ」という
バランスが絶妙なのだ。


思い立ったが吉日。
そそくさとファイヤーバードからPUを外してグレッチに移植。


フルアコの電装改造の一番の難関はコレ。
fホールから回路を引っ張り出さなきゃいけない。
ソリッドギターみたいにパネル外してちょちょいとハンダ付けってわけにはいかないのよ。
しかも外すのはいいけど元に戻すのは一工夫ないととてもめんどくさい。
俺はあらかじめポットに釣り糸を結びつけて、元の位置に引っ張り戻せるようにしておいた。

PU配線交換中

2004年にグレッチはフェンダー傘下になって現行の8割くらいは日本の寺田楽器かフジゲンが組み上げているらしい。
このG6119SPはネジ類もインチ規格だし、フジゲン製造だろうか?
ポットもCTSだし線材もしっかりしたものが付いている。
これを機に配線材総替えと考えてたが、このままいくことにした。


糸を引っ張ってポットも元通り。
ここがOKならもう9割方完成。


取り付けには新たなネジ穴を開けるだけ。
ギター本体にドリルを当てるのはちょっとビビッたが、
特に苦労もなく搭載完了。


弦を張る。


鳴らす!

キタコレ!!


ハイロートロン68年テネシアンを知人に借りて弾かせてもらった事があるが
同じシングルコイルでも当然の事ながら違う。
「枯れ」といったイメージはあんまり無し。
かといって味気ないわけでもないし上品すぎたりもしない。
ピッキングニュアンスはかなり良く拾ってくれて色気がある。
ストロークの時には力強く心地よく暴れてくれる。

フィルタートロンがモンロー、ハイロートロンがヘップバーンだとしたら
コイツは峰不二子だなwww



うん、美しい。美しいぞ!!

邪道と言われようがかまわない。
世界広しといえどこの音が鳴るグレッチはこの一本だけ。
その意義の方がおれにはでかい。


さらに数年後・・・


3PU仕様になりましたー!わはは