■国産モズライトコピーモデル ヘッド割れ■

「ネック折れとか直せるんやったら、コイツ引き取ってくれん?」
知り合いから持ちかけられて、ラーメン5杯分くらいでうちの子になった。
謎のモズライトコピーモデル。
60年代の日本は空前のエレキブーム。
フェンダーやギブソンなんて高嶺の華、グヤトーンやテスコやエルク、カワイなんていう名の通った国産ギターだってそこそこ高価。
突如として廉価ギターメーカーが乱立した。
エレキギターの形をしてさえいれば飛ぶように売れた時代だったらしい。
「下駄屋も家具屋も副業はエレキギターの製造!」なんてお話もあったくらい
どこもこぞって作ったコピーギターは当時日本中にテケテケサウンド旋風を巻き起こした
ベンチャーズ使用のモズライト「風」モデル。
けど、この子はどこの子だろう?
ヘッドの先端のMラインの形状が独特。エンブレムが取れてて不明なんだが。
どなたか知ってる方いたら教えてくださいな。

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あちこちネットを渡り歩いて見つけた古〜いカタログ
どうやらTomas A-20と判明
トレモロ部分が特徴的なんよ。他のモズコピーに比べてえらいチープ!

60年代に木曽鈴木バイオリン社がエレキブームに乗って作ったエレキ入門用の廉価ブランド
鈴木のアコギやセミアコも持ってたし俺、鈴木さんと結構縁深いな
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さてさて話が横道にそれましたが。


いってますよ、ポッキリと^^;

しかもセメダイン系の接着剤でテキトーにつないでみた跡があって
硬化したセメダインが邪魔して折れた箇所がぴったり密着しない。
コレをノミや彫刻刀やカッターやヤスリで擦り合わせていく。
これはめんどい!



なんとか面が合うようになったので
タイトボンド塗りつけ→クランプ圧着

ナチュラル仕上げのネックはさすがに傷跡が痛々しく残るので
いっその事塗ってしまう。
ヘッドはちょっと色気を出してマッチングヘッド風に赤入れたサンバーストに。


十分乾燥させてサンドペーパー→コンパウンド

ココが折れた部分。ウン全然OKじゃない?

キレイ!キレイ!!

復活!!

自分の手で直してやるとより愛着もわくもんで
大事に弾いてやろうと思う。